2016.4.8
久方ぶりの日記。
日々物事は大なり小なり起こるし、思ったり考えたりすることもそれなりにあるのだけれども、何とは無しに日記に書く気になれなかった。
私自身は冴えない感じなのであるが、状況としては悪くない。いやむしろよい。私を取り囲む有象無象のものらが上手く回してくれているかのような風である。
最近私の考察と実感によるひとつの結論。「全て思った通りに成る」。字面だけで見ると大成功者のような台詞であるが、「願った通り」ではなく「思った通り」というのがミソである。つまり願ったことがあったとしても、それを打ち消すイメージの方が強ければ、それが現象化する。それくらい心の在り方というものは重要で、コントロールすることは難しいのだということをつくづく実感した。
話は変わり、3月下旬から飼い猫おろちとスピカの息子猫トラが2週間ほど滞在している。置き去りにされた怒りも3日ほどで恋しさに変わり甘えてくる。
同時に猫らの交流が増えて不思議なことに、それぞれの鳴き方が変わってきた。年長猫であるおろちの鳴き方を新入りトラが真似し、身体が一回り大きいトラの鳴き方をスピカが真似している。方言を取り入れるような意味合いか。力関係はおろち、トラ、スピカの順位で決定されたようである。以来漂う緊張感が無くなり、互いに干渉しなくなった。
猫社会では干渉しないことが基本的マナーである。だから猫と仲良くなりたい場合、猫好きを全力でアピールして「きゃー!猫ちゃんだ!かわいー!」などと言って近寄ることは猫からするとキモイ、うざい、下品と嫌われてしまう。人間でも初対面でそんな対応だったら不気味なことこの上ない。よく猫は冷たいなどと言う人がいるが、これは猫に無礼者!と怒られている場合が殆どではないかと思われる。
夢見心地で浮ついた気分が漂う花見の盛りも過ぎようとしている。桜も花見もとても好きなのだけれども、この時期は落ち着かない。外界に気が取られるので集中力が無い。
周りは生活を大きく変えていく人が多い。変化の時期かもしれない。私自身も変化を切実に思っている。ブレイクスルーのような。