Monthly Archives: 2月 2016

2016.2.27

展示のため大阪に滞在中。

こちらでもお客さんと気持ちのよいコミュニケーションが出来ている感触。嬉しい。

梅田で交差点に車が突っ込む事故。そこに居てもおかしくない状況であった。冷や汗。人生何が生死を分けるかわかない。けれども予測不可能なのでやはり運命というものはあるのかもしれない。違和感や気の向きなど、機微を軽んじないようにしたい。

妹宅の猫2匹と毎日遊んでいる。私の存在価値を多少認めてくれた様で、向けられる眼差しが好意的になってきた。逆に言えば、遊ばないと全く期待外れのような顔をする。愛撫しても「いやいや、求めているのはそれじゃありませんから」といった風である。猫欲求不満は中途半端に緩和された。

明日は名古屋。気温が急に上がった所為か、偏頭痛が酷い。温泉に入りたい。サウナでもいい。最近食べ過ぎている所為かもしれない。節制しよう。と決意した直後、今夜は私が好きなラーメン屋に妹夫妻が連れて行ってくれることになっているのを思い出す。

節制は明日からだなとすぐに翻る程度の決意であることに挫折感を味わいつつも、ラーメンが楽しみである。

頭がラーメン一色になってしまったため、日記を終える。

2016.2.20

実家から大阪へ。新幹線の中で食べなさい!と、食べたらボリボリ音が鳴りまくるであろうおかきと、お湯がなければ飲めるわけのないドリップコーヒーを一袋、母から託される。

展示後の色々な雑務と明日から始まる大阪での展示準備とこの際だからと友人たちに会いまくり、かつ実家の網戸替え等があり、ほとんどゆっくり出来ない帰省であった。ほぼ毎日温泉に入ったのがとても効いた。

昨夜の夢。私の運転で両親と3人で車に乗り、急坂をぐんぐん登る。もう坂を越えたと思っても、次から次へと坂は現れて、かつどんどん勾配が大きくなっていく。もう限界だと思ったところで、前の車が滑り堕ちて来て、私たちの車も滑り堕ちる寸前で目が覚めた。

最近こういう感じの夢をよく見る。だいたい私が運転している。風景や背景は至って明るく平和な雰囲気で、死に対する恐怖のような感じは全く無い。何故かとても冷静沈着で見える景色は美しい。そして必ず直前で目が覚める。

猫らと離れて3週間になる。友人宅で恐ろしく人懐こい猫などと接したため、猫禁断症状は緩和された。大阪の妹宅にも猫が2匹いる。うち1匹は私の猫らの子である。4匹生まれた中でこの猫だけが長毛。最初は何だか品ある洋猫だね〜であったのだけれども、今は長毛が伸び放題で毛繕いもしない為イエティのような風貌に成り果てた。猫には見えぬが、一応猫である。猫禁断症状はより緩和されそうだ。

そろそろ大阪に着くので、日記を終える。

2016.2.17

久しぶりの日記。展示終了。すごく人と話した展示だった。作品も多く売れた。ありがたい。

繊細に人と接すると、その人の状態がとても感じられる。コミュニケーションはエネルギーの交換だ。話した後の自分の状態で、相手からどういう気が入って来たかわかる。私が相手に流れ入れたのがよい気であるように。
疲れが取れぬまま、大分県立美術館へ。内容よりも作品の額装の仕方や保護方法などに目が行く。材質や接着方法など。最近そういうことを試行錯誤しているためだろう。
日記をつけるべく近況を纏めようとしていても気怠く茫洋とするため、短かいけれども日記を終わる。

2016.2.4

福岡行きの空港で日記をつけている。相変わらず制作のみの一週間であった。

31日に友人と久しぶりの外食。友人が出版した冊子本を受け取る。最初に形にする場合は、凝り過ぎたり欲張ることが多いと思うのだけれども、そういうところがまるでなく、書き手と読み手の距離感にとても礼節的趣きがあり、本当に彼女の佇まいそのもののような本であった。

2日。約1カ月間不在のため、猫らを友人宅へ預けに行く。雄猫スピカがキャリーバックの中で粗相。またマーキングが復活していたのである。

最近毎夜我が家の窓際に、横腹にハートマーク斑がある猫が現れる。雄猫スピカは一見無思考無頓着な猫に見えるのだけれども、実はとても男気がある猫である。雌猫おろちのためかは定かでないが、巨大な黒猫や若い鯖トラ猫を激闘で蹴散らし、ようやく安心な日々を過ごしていたスピカであったのだが、ここに来てまた新たな猫が出現。

実はそのハート猫、近所の飼い猫で、引越して来た当初からやたら人懐こく私に擦り寄って来ていた。私もそれに快く応えていた。つまり私の馴染みの猫である。

ところがそのハート猫、我が家に来ると往来で会う時とまるで様子が異なる。屈託なくクニャクニャはにゃはにゃする態度は全く無く、ガラス越しにスピカの真向かいに佇み、挑発的にジッと薄目で見ている。スピカの威嚇にも無反応である。ふん、出られぬくせに。という舐めきった風情である。スピカはそれを察し、さらに激昂する。流石に近所迷惑になってきたので、ハート猫をほら、帰りなさいよ。と追い払った。

その夜から、マーキングが復活したのである。事情を知っているため、無下に叱れない。毛布にやられても、コートの内側にされて着てしまった後に気づいても、無言で処理。
しかし或る日、スピカのお気に入りの居場所であった無印のビーズクッションにマーキングをした。故に彼は好場を無くしてしまった。猫は衛生管理能力が通常高い。

不憫の感など全く起こらなかった。

それ以来もよくハート猫とは出会す。夜の太々しい態度は皆無で、やはり昼間になるとはにゃはにゃ寄って来る。どういうつもりかと人なら思うであろうが、相手は猫である。然して猫とは理屈というものなど持ち合わせておらない。全て己の都合のみで生きている。これまた私は無言でハート猫の腹をさすった。

食事もあまりしていないのに、体重が少し増加。イカン!と思い筋トレをしたのだけれども、翌日筋肉痛で辛かったため2日坊主に。カードの引き落とし額にビビり、落ち着きを取り戻そうと猫の腹に顔を埋める。
そういう下らない出来事を反芻している間に飛行機が福岡に着いたので日記を終える。