2017.6.20

ちゅーや、シャンプー講座、梅仕事、出張神託カード(30代女子の苦悩)、絵本制作、レモンムース、生田、飯能。

 

最近顔彩を使用しているので相応しい筆を買うために新宿へ。店員に相談すると、猫の毛の筆をすすめられるというカウンターパンチをくらう。

「筆を作るために殺しているんですか?」と恐る恐る聞くと、確認しに行って戻って来た店員は、「生きている状態で何度も刈るそうです!(ご安心ください!)」と私に満面の笑みを。

あーなるほどね。

その方が効率いいしね。

生きてはいるんだから問題ないね☆

などとなるかボケ。

 

もちろんその筆は買っていない。多少使いにくくても、アクリルの筆を使うことに。よれよれになってスタバへ。癒しを求め、丁度LINEでやりとりしていた友人に彼女の猫(おろちとスピカの息子猫)の写真を送ってもらう。

レモン体型のとら猫がイームズの椅子に急所丸出しでひっくり返って寝ている。願わくば、世界中の猫にこうあってほしい。

 

私が今とりかかっている絵本の収益の一部は、都会の野生動物保護の資金に使われる(野良猫、野鳥など)。

それはとても私のモチベーションを上げる。正義感などではない。私は幼い頃より動物に心救われてきたにもかかわらず、自分で積極的に保護等の活動に参加したり資金を出すことをしないので(できないのではなく)、自分の仕事がたまたま役立つという、あくまでも自分にとって最も都合のよい折り合いの付け方なのである。

そんなわけで、その制作に動物の毛を使用した筆を使うという筋が通らないことをするわけにはいかないのだけれども、猫の毛は使いやすいという情報にも描き手としては当然興味はある。レモン猫の毛が向いてそうなので、抜け毛をもらって作ってみよう。

恩師に会う。人は自分を許すことがなかなか出来ないという話。具体的にどうすればよいのかわからないのではと言うと、「自分の最高イメージをすること」という答え。なるほど、わかりやすい。メモ。「進化の流れに乗るには、あらゆることを後回しにしないこと。」払い渋っている家賃の更新料を払おう。

仲間で生田の友人宅へ。立ち止まって空気を感じたくなるような眺めのいい場所がポイントポイントにある。なるほどなあ彼はこんなところを選ぶんだなと、何と無く腑に落ちた。

仕事の友であったレーズンチョコを72%カカオチョコに変えた。濃いため少量で済むのがよい。

町田康の「ホサナ」、池辺葵の「ねえ、ママ」と「プリンセスメゾン」4巻、吉福信逸「世界の中にありながら世界に属さない」とBRUTUS「お金の、答え」「真似のできない人生訓」をジュンク堂で大人買い。

殆ど人に会わず制作。合間に猫と読書。人と会ったり出かけたりするのは好きだけれども、私は本来こういう生活が合っている。

今日は夏至だが梅雨っぽい雨。雨の音を聴きながら薄いコーヒーを飲む。とても精神が安定している。

私は夏に大きな変化の機会が生じやすい。きっと最も力がある季節だからなのだろう。今年は何が起こるんだろうか。今までは猫を両小脇に抱えてブルブルしながらではあるけれども、逃げ去ることはしてこなかったと思う。今年はブルブルせずに、落ち着いていたいものである。

追記

火事等いざという時の為に、猫が逃げられるよう網戸をわざと破れやすくしてあるのだけれども、毎年飼い猫おろちに無駄に破られる。夜中に物音がしたので目を覚ますと、網戸と窓の間に挟まり込んでアニエス・ベーのマークのような有様になっているおろちが。一体何をどうしたいのだ。網戸はまたしても無惨な始末になり、苦々しい気持ちを誰かに言いたいが、人に会わないのでここに追記した。