2017.9.15

ひらがなえほん原画展(福岡)、森夫妻、浜勝仲間、西戸崎、誕生日、妄想についての話、もちとうきび大量摂取、ラスコー、執着と独占について、温泉、臼杵のKさん、大学時代の友人C&C、家の修繕、仏壇の部屋に優しい気配、三崎に夏のお出かけ、太陽フレアによる頭痛。

 

気がつくと9月である。福岡のひらがなえほん原画展には、友人知人、家族、ギャラリー関係の人、ちらしを手に見に来てくれた一般の人など、多くの人が来場。

沢山の友人らも、不義理でへらへらしただけの女に会いに来てくれた。嬉しい。みんな本当にありがとう。

私はみんなによく、「ブレずにずっと続けているよね」と言われるのだけれども、そうではない。何度もブレたし、結局自分の才能に見切りをつけられないだけだ。きっと私に賢く見通す目があったなら、とっくにやめているだろうと思う。自分に創造的な才能やセンスがあるなどと思ったことは、ただの一度も無い。なのに全くやめようとしない自分への憐憫なのである。自分が可愛いから仕方がない、ということに尽きる。

 

色々な人に会ったので様々なことを思ったり感じたり考えたりしたのだけれども、殆ど思い出せない。メモを取っていないと、すぐに忘れる。出来事としての記憶はあるが、あっと思ったことや、ちらりと過った感覚や、後で考えたい気になるキーワードなど、丁寧に触って覗いて確かめると重要な気付きに繋がることが多い、精妙さ自体のようなことは、本当に捕まえていないとするりと手から逃れてしまう。

 

幼馴染みのポーランド人姉弟と、大阪で流行りらしい台湾の巨大なかき氷を食す。あらゆることが過剰だ。適度さを考えることから逃げたとしか思えぬ有様。適度さを無視したものは、好きになれない。それが最も難しいし、大切なことだと思うからである。

 

7年ぶりに別の美容室へ。自意識過剰な私であるが、委ねるということが前よりは少し出来るようになった気が。

明日から東京でのひらがなえほん原画展。進言されたので、この後ひらがなえほんを作ることに至ったエピソードを書こうと思う。