2018.1.21

星の物語製作所展、安藤忠雄展、クリスマス会でプレゼント交換(江口洋介風Oちゃんの絵と靴下)、猛者たちとの高級豆乳鍋、鎌仲ひとみ監督の話、息子猫里帰り、インフルエンザ、遅い初詣で凶、ステンカラーコート、f.houseでマッサージとルーシーダットン、巨大パーティールームで二人カラオケ、高級かまぼこ新年会、珍奇なドライブ、18歳ドイツ人の義妹、大人の恋愛事情、預言カフェ、スピカ泡吹き、おろちのピアス運び癖、雪。

先月行った安藤忠雄展が、とても面白かった。膨大な展示の中で最も関心をひかれたのは、住居建築であった。人は普通住居にリラックス、快適さを求めると思う。彼の住居はそれを否定しているように見えて実は、リラックスや快適という感性のクオリティーが高すぎて、一般人がそう感じられないだけなのだ。安藤忠雄が提案する家に身を沿って生活したら、人間の佇まいや纏う雰囲気も変わりそうだ。いつか自分の家を持つなら、自分を正さざるを得ないくらいの頑固な家に住んでみたい。私のような自律が苦手な怠け者にはいいかもしれない。

正月はインフルエンザで寝込んでいたため、正月気分を全く味わえずに2018年に突入。4日間殆ど食べずひたすら高熱で寝ていたら、体重も3kg減り無駄な食欲も無くなり肌艶が良くなってかつ、四十肩らしきものが無くなっていた。強烈な毒出しだったようだ。年末に行った葉山のマッサージがどうもスイッチになったような気がする。

一昨日、飼い猫スピカ♂が泡を吹いてヨダレを垂らしていたので、朝イチで近所の動物病院へ。結局異常は見つからなかったが、点滴や吐き気止めなどの投薬を勧められた。症状だけ抑えても、私が安心なだけである。悪いなら表面化する方がいい。見たところスピカも「気持ち悪いですわ〜」くらいで悶え苦しんでいるわけではない。この際気持ち悪さは我慢していただいて、獣医師に相談した後全部断る。とりあえず大量の新鮮な猫草を準備して経過観察することに。

ちなみに彼は今現在、発情している。生物は生命存続が危ぶまれた時に種だけは残そうと発情するというけれども、多分彼の場合はそういうことではない。スピカはもともと辻褄の合わない猫なのであまり気にしないことにする。

ステンカラーコートをネット購入し、先方の手違いで返品。それが二度も続く。とても欲しいコートだったが、気が失せる。去年はそういうことが多発した。全て金銭的な損はしていないのだけれども、時間的な損が甚だしい。「損をしたくない」という我欲が働きやすくなっているなと思っていたのだけれども、その現実化表現かもしれない。あかんな。(関西出身の友人Aさんの言い方が思い浮かんだので)

今雪が降っている。こんなに寒いのに朝珍しくやる気が出て仕事に精を出すも、今はやる気もすっかり失せて雪を眺めながら熱いコーヒーをすすりつつこうして日記をつけている。久しぶりにナンバーガールなど聴いていたのだけれども、どうにも肩が立ち上がってくるのでmice paradeに変えた。

もう少しコンスタントに日記をつけたい。

時間が経ちすぎると物事の芯を覆う気配や、感触のようなことが失われてしまう。例えば今日のこの深々と冷えた部屋の中で冷えた指先を温めるためにも、コーヒーを飲むリズムは有効なこととか。雪は時間を伸ばす作用があるような気がするようなこととか。そういうことに彩りを感じるような常態でいたいと思う。