2018.3.14

東京大雪、福岡スピリチュアル風味の会、ナツメ書店蔦屋書店六本松絵本屋かのこタピエス絵本委託、吹雪の中の佐田京石、オーラソーマ、「ひらがなえほん原画展」と「赤いターン」展、大分宇佐市大雪、スタッドレスタイヤを知らなかった両親、GALLERY SAGEでグループ展参加、甥っ子の父親=だるまという認識について、かわいいドイツ人の義妹、ミランダ・シュラーズさん講演会、ハハとアート三昧、堀川 すなお「バナナ」、東京アートフェア、お見合いでゲロを吐いた知人。

 

気づけば3月も半ば。

正月インフルエンザA型にかかり、先月はインフルエンザB型にかかるというアホ丸出しのような事態のため展示に来てくれたのに会えなかった人、ごめんなさい。そしてありがとう。絵本も本当にたくさんの人が購入してくれて、嬉しくて言葉がない。ありがとう。ありがとう。

 

福岡の貴婦人Sさんの計らいで、色々な面白いスピリチュアルな人々と再会。

「あなたコアラの着ぐるみ着たライオンだよ」と本性を突かれる。もうコアラっぽくユーカリはみはみしている場合でないよなあと納得して決心する。そうなんです。私は一見鈍臭いピースフルな草食動物に見えるかもしれないが、実は気性が激しく爪も牙もあり、稀に俊敏な時もある肉食動物なのであります。爪と牙を上手く隠したつもりでも自分が気づかぬうちに他を傷つけているし、ガオっと来るかもくらいの猛獣感を出していこうと思う。私はとても上手くコアラを着こなしてしまっているそうだ。とは言え、コアラの着ぐるみにはだいぶ助けられた。ありがとうコアラの着ぐるみ。成仏してくれ。

 

アサクサギャラリーで現代美術家アントン・ヴィドクル による思想家ニコライ・フョードロフと物理学者レフ・テレミンの不死思想についてのトークがあり、大変面白かった。特に私が興味関心を持ったのは、そもそもなぜ不老不死が必要かという問いに対する答えであった。

それは芸術家のためなのだそうだ。この宇宙は殆どが無機質なものでできている。例えばテーブルや、例えば石に「意識」を持たせることで無機質が有機質となる。宇宙を有機質で満たすと、宇宙は変わる。それは芸術家の仕事で膨大な時間と労力がかかるため不老不死である必要があるのだという。さらりと話しただけなのでまだ深部は全然わからないが、何だか面白そうなのでフョードロフの本は読んでみようと思う。

 

ミロコマチコ展へ。描くことを本気の遊びにしているのがすごく感動的だった。子供の時は確かに本気で遊んでいた。目的が「面白く遊ぶ」ことだったからだ。本当に面白く遊ぶには観察、反復、集中、想像、行動、それらが全てないと出来ないと思う。

私はまだ別の目的のための手段として描いているなと思った。それは描くということに対して甘いからだ。目的となるくらい、描くということに埋没しなければだめだ。私などせめて自己投入しなければ全く何にも敵わない。コアラ化して距離感図っている場合か。しつこい。けどちょっとツボだったんです、私には。ユーカリはんでましたわ〜!という。

 

実は今ここに別の話を記述していたのだけれども、これは載せるべきかと思っていたら、突然キーボードに猫が乗ってきた。そして猫がその部分だけきれいに削除していたので、載せないことにする。もしかしたら不意に出していた爪を、猫が上手く爪切りで切ってくれたのかもしれない。などと「全て必然です」みたいなのも気色悪いので、単に消えたのでそのままにしておくことにする。