2016.3.6
ようやく東京へ。大分と大阪に二週間ずつ滞在。
大阪人は独特な人が多い。毎日見慣れぬ人を見る。川沿いでハーモニカを吹きつつ瞬きせずに近づいて来るおじいさん。スーツもコートも靴も紫色の何者なのか見当もつかない男性。パワーストーンを10個くらいつけている人、マスクを3重につけている人、蛍光イエローのトレンチコートを着ているおばちゃん、前髪を垂直に立てている人。あんぐり口を開けたまま宙を見ている子供。飼主らが立話する間に交尾するチワワ。
毎日毎日、目が離せない人と出会った。妹によく「見すぎやから」と注意を受ける。しかもニヤついているらしい。そういう皮肉な気持ちは全く無いのだけれども、たまに誤解されるので気をつけなければならない。中学の頃、水泳部の大会の結果が悪く全部員が叱責されている最中、顧問に「笑うな!」とビンタされた事がある。それ以来自覚している。
昨夜大阪からの高速バスの車中で、鍵をトランクに入れたままであることをハ!と思い出す。いつもはタクシーで猫らを連れて帰っていたのだけれども、節約のため電車で連れ帰ることにした。手荷物を減らすためトランクは宅送してもらったのである。それが裏目に出た。不動産屋が開くのは10時過ぎなので浅草観音温泉へ。故障らしくぬるい。出たら大雨である。散々である。自分の間抜けな所為なのであるが。
まだ時間があるため浅草のfebruary cafeへ。久しぶりだが、やはりペリカンのトーストは美味い。とりあえず考えても仕方がないのでこの時間を楽しむことに。
と日記をつけていたところで不動産屋と連絡が取れた。なんと合鍵は無いとのことである。壊すしかないらしい。タクシー代を節約どころか、大出費である。それは避けたい。エアコンの設置のため2階の窓の鍵はかかっていない。足場があったかわからないが、何とか入ってみるか。そうしてみるしかない。次号へ続く。怪我の日記でないように祈りつつ。