2016.3.8

前回の結末を。

結局雨の中、2階に登ったりこじ開けようとしたり、散々空巣のような真似をしたのだけれども、やはり入ることは出来なかった。そのうちお隣さんが現れて近所の方々が集まって来て、裏の大工さんの家に連れて行ってくださり、強面の無口な腕が良さそうなおじいさんが軽く縁側を雨戸ごと外してくれ、中から鍵を開けてくれた。

そんなに簡単に外され、それはそれで不安になるのだけれども、とりあえず後日お礼に伺うことにし、帰宅し、風呂で温まった後疲れ果ててソファで眠ってしまった。

夜になり猫らを友人宅に迎えに行くことに。手土産にイチゴかメロンを迷って、メロンにする。友人はイチゴが好物であったようだ。

優しい声で帰る旨伝えつつ手を伸ばしたら、雄猫スピカにマジで攻撃され流血。激痛。牙が腕に突き刺さった。見ると穴が開いている。暫く血が止まらず友人が手当してくれる。友人に軍手を借りて、何とか猫らをキャリーの中に。トイレを上面に固定し、電車で帰宅。疲労困憊で就寝。

朝起きたら、一晩経って私を思い出した様子のスピカが以前と同様に甘い鳴き声を出しながら尻を私の頬に押し付けて来る。私は昨夜負傷した傷がズキズキ痛くてあまり眠れなかった。手を動かすとビキビキ痛い。骨まで傷が到達しているような気配。赤く腫れてもいる。明日までこんな風なら病院に行こう。そんなことを考えつつ逆の手でスピカの尻を撫でる。前回は3週間で私を忘れかけ、今回は1カ月強で私をほぼ忘れた。ボーダーラインが1カ月であることが判明したということで、日記を終える。