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朴木アトリエの目的
子供のうちから個々の創造性を通して、経済体験をしながら世界に出てしまおうという試みです。 現代の大人は経済と個人の創造性と社会が分断されてしまっていることが殆どです。
しかしそれは我々大人の既成概念にすぎず、未来に全開である子供にそれを持ち越す必要はありません。今は全てが一致しながら生きることが可能な時代です。子供が自身の創造性に気づき、その扱い方を「本人が」知っていることは今後どのように生きようとも、必ず役立ちます。それぞれのハードルを超え続けるためには、その創造への過程において子供の場合は共にいてくれる第三者の存在が必要です。 それは誰かの親でも学校の先生でもない、ある種無責任で「対等な大人」です。
ここで行うことは「教育」ではなく、「協働」です。 このアトリエは創造性の未来的展開長期プロジェクトです。
アトリエについて
- 小学生以上。送迎可能なこと、またはバスで自力で来れること。
- 子供が自主的に参加したいと思っていること。
- 月謝制ではありません。「運営システム」の項目をご覧ください。
スケジュール
対象 | 日時 |
---|---|
小学生〜高校生 | 木曜日10時半〜16時 |
中高校生・若者(20代前半まで) | 第4土曜日・不定期 (榎園がアトリエにいる時に個別対応) |
※子供がいる日は大人の見学や参加や取材はお断りしています。
アトリエの内容
小学生には基本的に毎週木曜日の10:30~16:00にアトリエを開放。中高生は隔週土曜日に開放。その時間内に自分に合ったリズムで、平面絵画、工作、彫刻、映像、撮影、グラフィック、デザインなど、子どもに合った制作活動をサポートしたり提案したり共に考案したり、時にはプロジェクトを立ち上げたりします。子どもが制作したものの中から、本人が希望しある水準に達したものを販売します。(本人の収益となります)。そのための企画プロデュース、広報、デザイン、流通、ブランディング、マーケティングなども一緒に考えながら、年に1~2回の展示イベントとネット上で作品の販売を行います。経済は自分で楽しく面白く生み出すことができるという体感を子どもの頃に身に着けておくことは、自信を持って生きるにはとても需要だと考えます。
基本的にはアトリエ代表である美術作家榎園歩希のみです。理由はなるべく経費を子供に使いたいこと、スピーディーに物事を決断し実行したいためです。
有料配信や協賛の収益状況によって、職人や作家や表現者などを企画で呼び子供に講座やワークショップやコラボなどで不定期に関わってもらうことで風通しを良くし、様々な面白い大人に触れてもらいます。
アトリエ代表 / 榎園歩希 ayuki enokizono
1978年 大分市出身で東京を拠点に活動。東京、大阪、福岡、広島、大分、ドイツ、ポーランドにて個展など。2017年「ひらがなえほん」出版。不登校時代に美術作家宅に通っていたことが影響。子どものワークショップや教室などを通して、子どもとの関わりが自身にも多大な刺激になる体験をきっかけに、もっと長期的かつ深い関わり方を考えるようになる。コロナをきっかけに2021年に東京から大分県由布市に拠点を移し、3月に由布市旧朴木小学校にアトリエを開業。